2018年現在では25,000店舗以上の店舗があるとのデータもありますが、果たしてフィリピンのドラックストアー事情はどんなものなのでしょうか?
業界トップを走る企業
Mercury Drug の歴史
戦後1945年にマリアノ・クー氏によって設立。フィリピンのローカル企業の中でも一番の老舗である。店舗数
約1,100店舗売上
約11,300百万PHPWEBサイト
https://www.mercurydrug.com/Mercury Drug はフィリピンのローカル地域で一番認知度が高いブランド企業とし選ばれ、必要不可欠な サービスを長年に渡って提供してきた事が評価された。さらに2017年10 月、アジア太平洋地域で小売企業トップ500を選ぶ、Best-of-Best AwardsにMercury Drug は受賞
医薬品業界の展望
医薬製品 |
18.5
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鉄と銅 |
-18.2
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輸送用機械 |
9.6
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電子工学製品 |
-8.4
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燃料, 潤滑油 |
3.4
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プラスティク製品 |
-7.8
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テレコミュニケーション設備、 電気機器 |
0.3
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工芸品 |
-3.3
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産業機械 |
-2.6
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食品等 |
-0.7
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・2017年6月時点での医薬品輸入額は全体で約1億6千万ドル。人口増加につれ医薬製品の輸入が増加、ASEANの中でも医薬品業界のマーケットは大きく拡大すると予想される。
・他の産業と比較し、医薬品はかなり輸入品に依存。輸入品の増加により医薬品の価格が上昇しており、政府の対応は追いついていないのが現状。今後は地元の医薬品製造業を援助し、国内生産を増やすことが求められる。
フィリピン・ドラッグストアの現状
・それぞれの企業が毎年1%のマーケットを拡大するために50店舗以上ドラッグストアを新規オープンし、ルソン島から外れた別な地域での新規開拓するといった企業努力がみられる。(ルソン島は首都マニラを含む)
・今後、競合他社はドラッグストアを新規に出店するだけでなく、自社ブランドの医薬品を製造販売するといったブランド戦略を展開していくだろうと予想される。それによって医薬品の価格を下げ、中・低所得者を取り込む事業が必要になる。